「漱石ありますか」と学校図書館へ来た生徒に、学校司書が違う本を勧 める理由 

「漱石ありますか」と学校図書館へ来た生徒に、学校司書が違う本を勧める理由 2018年01月07日 弁護士ドットコム
 
「夏目漱石の本はありますか?」。ある埼玉県立高校の学校図書館に、生徒が訪ねてきた。その様子から、図書館や読書に慣れていないと感じた司書が、漱石の本を紹介しながら詳しく話を聞くと、入試の面接対策のために有名作品を借りにきたという。しかし、有名作品を突然、1冊だけ読んでも付け焼き刃の感想にしかならないと考えた司書は、生徒と会話しながら興味を持てそうなジャンルを提案。生徒は紹介された本棚から数冊を借りていった。
 
このエピソードが昨夏、ネットで公開されると、多くの人たちから「良い仕事」「プロの司書」と賞賛の声が寄せられた。しかし、「実はこの話、学校図書館司書あるあるなんです」と話すのは、埼玉県立春日部女子高校の主任司書で、『読みたい心に火をつけろ!』(岩波ジュニア新書)の著者でもある木下通子さんだ。子どもに最も身近な図書館である学校図書館の現場では、日々、彼らの悩みに寄り添う学校司書たちがいるという。一体、どのような仕事なのか。木下さんに聞いた。(弁護士ドットコムニュース編集部・猪谷千香)
 
続きを読むKuniG
 

カテゴリー: トピックス, 未分類, 障がい者支援など パーマリンク