(Reuters) 評論家の犬養道子さんが死去

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世界の飢餓や難民救済活動に尽力した評論家の犬養道子(いぬかい・みちこ)さんが24日午前5時28分、老衰のため神奈川県秦野市の福祉施設で死去した。96歳。東京都出身
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津田英学塾(現津田塾大)中退後、米国などに留学。欧州各国を歴訪して帰国、1958年に欧米での体験を描いた「お嬢さん放浪記」で文筆活動に入った。
70年代以降は飢餓、難民問題に精力的に取り組み、世界の難民キャンプや紛争地に単身で赴いて活動。私財を投じて難民に奨学金を支給する犬養基金を設立した。
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犬養道子さんが、後世に言い残す言葉として、孔子が人生で一番大切なことだと説いた「(じょ)=思いやり」を選ばれたと伺いました。

子曰、 「其恕乎。己所不欲、勿施於人」。衛霊公第十五 412。

「其れ恕(じょ)か。己の欲せざる所、人に施すこと勿(な)かれ。」(相手の身になって考え、話し、行動することが人生で最も大切なことだ)

難民問題に深くかかわり、私財を投じて「犬養道子基金」を創設して救済に奔走した犬養道子さんの引用された言葉として、現代に改めて重みが増しますね。

私達ボランティア活動をしているものにとっても励みになる言葉です。
私の机の小さな本立てには、新潮社 1977年刊行の犬養道子さんの著書「旧約聖書物語」が立ててあり、箱は茶色に変色してしまっておりますが、今でもしばしば拾い読みをしております。(私は仏教徒ですが・・)
KuniG

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